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コラム

自分で自分をラベリングしていませんか!?

2025.10.06

はじめに

こんにちは。阪神間を中心に台湾式足つぼ師として活動中の、たくやと申します。
今回「自分で自分を決めつけること」をテーマにコラムを書かせていただきました。
私は仕事で上手く行かないことが続くと、「発達障害ではないか?それとも、HSP?」など、自分で自分を診断をしていました。

しかし、「それを続けても道は開かれないのでは?」と考えが変わったきっかけがあったため、その思いを記事にしました。
もちろん、診断を受けて症状と向き合っている方も大勢いらっしゃると思います。
あくまでも個人の意見ですので、皆様に当てはまるものではないかもしれません。
そう考えて読んでいただけると幸いです。

様々な生きづらさ

最近ではドラマのテーマにも取り上げられるほど、発達障害という言葉が広く認知されてきました。
発達障害だけでなく、HSP、パーソナリティ障害、さらには、HSS型HSP、アダルトチルドレンなど、色々な言葉を聞く機会が増えています。

それぐらい、誰しもが生きづらさを抱えているのだと思います。私もこの中のどれかに当てはまるだろうと考えていました。

妻に気付かされた限界をもうけない強さ

仕事が上手くいかない度に、書店で心理関係の本を読んでみては、「あれかもしれない……これかもしれない!」と自分で自分を診断していたある日、悩んでいる事を妻に相談してみました。
すると、「なんで自分から病気になりたがるの?」と言われました。

妻は、高校生になるぐらいまでは友達から「私って高所恐怖症だから、高い所に行けないんだよね」と言われると、
「お医者さんから『あなた高所恐怖症です』と診断を受けたんだな。私は高所恐怖症じゃなくて良かった。」と思っていたのだそうです。
恐怖症は「不安障害」に分類されるため、実際には“高所恐怖症”という病気は存在しないのですが、本気でそう思っていたのだそうです。

妻は今でも「高い所は確かに怖いけど、高所恐怖症なんていう病気にかかっていないから平気だよ。私に行けない場所はないよ。」と言います。
全てにおいて自分で自分の可能性に限界をもうけないなんというメンタルの強さだと思ったと同時に、病名探しをしている事が無意味に感じてきました。
(これは極端な例です。本当に症状がはっきり出ていて辛い方は、診断を貰うべきだと思います。)

自分と向き合えば短所も長所になる

妻の一言で自分の出来ることに向き合う勇気が少しだけ芽生えた私は、昔から「肩のマッサージが異様に上手い」と褒められた事を思い出しました。
さらに、「人の話や愚痴を延々と聞く事が出来る」という長所を活かそうと、本業を続けながら傾聴や整体・足つぼ(リフレクソロジー)の勉強を始めました。
現在は阪神間を中心に癒しイベントへの参加や、レンタルサロンを活用し、足つぼの技術を磨いています。

受けた方からは「痛気持ち良くて、体がとても楽になった。睡眠の質が上がった。」と評判で、徐々に足つぼファンを増やしています。
私は幼い頃から感覚が過敏で、小さな物音が気になったり、人混みでとても疲れてしまう事がよくありました。
ですが、その特性が手先の繊細さに繋がり、肩や足のツボへの刺激が的確に出来ているのだと思います。

さいごに

これからは足つぼ以外にも、特技を増やしていきたいと考えています。こうして自分の経験を文章にしている事も、発達障害カフェバーDDbugsさんに紹介していただいて実現したチャレンジのひとつです。

自分の出来そうなことがあれば、あれこれ考えるよりもまずはやってみることが大切だと思います。

寄稿者

たくや(HSP)
電車内での突然のパニック、仕事でのプレッシャー、プライベートでのストレスなどが重なり、メンタルがどん底のタイミングで足つぼ健康法と出会う。
手先の感覚の過敏さを活かした技術を武器に、数々のイベント・マルシェなどで活動中。
足ツボオあしスホームページ

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凸凹といろ。編集部

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