お取り寄せページ
コラム

大人の発達障害ってなに?

2025.09.30

大人の発達障害ってなに?

大人の発達障害

発達障害(神経発達症)は、生まれつき脳機能の発達に得意・不得意などの個性や特性が出る障害で、当事者が過ごす環境や人間関係にうまく馴染めず社会生活に困難が生じることの多い障害です。

発達障害だとわからず幼少から生きづらさを感じながら生きてきて、大人になってから診断される方も多く、特性によって社会に馴染めない、仕事が続かない、人間関係がいつもこじれてしまう、などそういった問題から二次障害のうつ病や不安障害などを併発することもあります。

ですが、本人やその周囲の人がその特性をよく理解し、その方に合った方法で過ごし方を工夫することができれば、本来持っているその方の力がしっかり生かせるようになります。

この記事では、まだ発達障害についてよく知らない方や、「もしかしたら発達障害かも?」と悩む方、診断はされたけど漠然とした知識しか無い方にわかりやすく発達障害の特徴や具体的な症状についてご紹介させて頂きます。

発達障害は主に大きく3つに分類されています

種類や発症する組み合わせは多くありますが、代表的には大きく下の3つに分類されます。

この分類は、その症状の現れ方や症状の程度は人により様々で、それぞれが重なり合って現れることも多くあります。
また、間違って欲しくないこととして、発達障害の「障害」という言葉のイメージから知的障害や体の発達に障害があるなど、勘違いされがちであることです。(近年では「神経発達症」と呼ばれるようにもなってきています)

しかし、多くの場合、知的障害が伴わない方の方が多いのです。(知的障害を併発する場合もあります)

周囲に特性を正しく理解してもらうために

大人の発達障害は、子供の頃は強く出ていた特性も、成長につれて対策を学んだりなどして特性が見えにくくなってくることも多いです。

ですが、物事の受け取り方、行動の傾向など強く出てしまう、一貫して変化しにくい特性に関しては、本人の対策だけではどうしようもない事も多く、「怠けている」、「努力していない」などと評価されてしまうこともあるようです。

「発達障害」という言葉を知っている人は増えてきたものの、まだまだ正しい知識がないままイメージだけが一人歩きして理解されない、過剰に心配される、大切なことを任せてもらえないなどが起きやすく、
説明が必要になる場面も多いかもしれません。

家族や恋人が相手の場合は、自分の困っていることや、特性やストレスを感じることなどをできるだけ伝えることができれば過ごしやすくなるのではないでしょうか。

また、職場などあれば、診断名だけでなく診断名に加えてどのようなことが苦手なのか、どのようなサポートが必要なのか自分の苦手や得意にあわせた実例などとセットで併せて説明することが大切かもしれません。

言葉で説明するのが苦手な人は紙に書いて見せてみるのもおすすめですよ。

この記事は役に立ちましたか?

『凸凹といろ。』のもうひとつのかたち。
原点である紙のフリーペーパーも、ぜひ手に取ってみてください。

関連記事

心もからだもささえる、あなたあのいしずえに。

PR
訪問看護ステーションいしずえ
お取り寄せページ
目次